トオノメグリトロゲ

遠野巡灯篭木 ’22

民俗・芸能・食・音楽 – 異界をめぐる3日間

遠野巡灯篭木 ’22〜トオノメグリトロゲ

開催概要

動物、妖怪、死者の魂まで、「異界のものたち」の気配が色濃く残る土地、遠野。この夏、遠野に広がる異界をめぐるツアー型イベント「遠野巡灯篭木(トオノ メグリトロゲ)」。

2021年11月の開催を経て、第2回目となる今回のテーマは「遠野の祈り」。ここでの「祈り」とは、人の力の及ばぬ厳しい自然のなかで生き抜いてきた人々が、人や動物の魂を供養し、明日を生きる灯火としながら、生と死の循環を伝えてきた芸能や物語のことを表しています。この旅で遠野の地にダイブし、いま、現代を生きる私たちにとっての「祈り」とは何かを探ります。

そこでは、遠野の民俗文化をめぐるスタディツアー、遠野の郷土芸能「しし踊り」と音楽家たちのライブセッション、現代の「遠野物語」を参加者たちと共に紡ぐワークショップ、そして滋味にあふれる遠野産の酒と食など、新旧のカルチャーを織り交ぜた体験をお届けする3日間。全国各地から“マレビト(異なる文化圏の人々)”として集結した参加者とともに、遠野に新たな民話を紡いでいきます。

ツアー概要

開催日時 : 2022年9月23日(祝・金)〜 9月25日(日)

開催会場 : 遠野郷各所 / 遠野ふるさと村 / 菅原神社

① 遠野の「祈り」をめぐるスタディツアー
② 伝統芸能「しし踊り」と音楽家たちのライブセッション
③ 滋味にあふれた遠野のどぶろくと地元食材のディナー
④ 現代の「遠野物語」トーク&ワークショップ

詳細発表・お申込み開始:8月上旬予定

コンセプト

⺠俗・芸能・⾷・⾳楽 ‒ 異界をめぐる3⽇間
遠野と異界

――願わくは、これを語りて平地⼈を戦慄せしめよ。 (柳⽥国男『遠野物語』より)

柳⽥国男の『遠野物語』で知られる岩⼿県遠野市。河童や座敷童⼦といった妖怪伝承が記録されたこの地域には、いまもその気配が⾊濃く残っています。妖怪、⼭の神、⽥の神、そして死者の魂など、 数々の「異界のものたち」にまつわるエピソードは、単なる昔話や 伝説にその記憶を押し込めず、厳しい⾃然環境のなかで⼈々が感じ取ったリアリティをそのまま映し出しています。 

魂を招く⾵あり

そんな遠野でいまも残る⾵習のひとつに「ムカイトロゲ(迎え灯篭⽊)」があります。先祖の魂が家に戻ってくるための⽬印として⽴てられる旗と灯籠のことで、『遠野物語』の序⽂にも「旗を⾼く掲げて魂を招く⾵あり」と書かれています。

マレビトが見出すあらたな物語

「遠野巡灯籠⽊(トオノメグリトロゲ)」は、数百年の歴史を持つ伝統芸能と現代カルチャーを織り交ぜ、⾳楽、芸能、⾷、語り部たちの声を媒介として、⽬に⾒えぬ魂への想像をめぐらせるツアー型イベントです。全国各地からマレビトを集め、それぞれが異界の⾵景を探索し、新たな物語や交流を⽣み出すことを⽬指します。

⼟を踏み、いのちと踊る

太⿎の⾳が響き、体は⾃然に踊りだす。同じ⼟を踏みしめ、酒と⾷ を味わい、⾒えざるものたちの声を聞く。ことばよりも雄弁な「踊るからだ」は、⽼若男⼥、普段は異なる⽣活圏で暮らす⼈々をも交わらせ、分断した境界を融解させることでしょう。⼈も、動物も、 森も、すべてのいのちが等しくなる時空間へ―――

遠野の死生観に迫ったドキュメンタリー映像『Dialogue with Anima』(監督:坂本麻人 [THE LIGHT SOURCE] / Produced by Whole Universe)ダイジェスト映像。

主催 一般社団法人 Whole Universe   共催 株式会社 富川屋